新型コロナウイルス感染症について: 疫病学的に明らかなこと

専門家に行っては当たり前なことではあると思いますが、

 

サッカーやバスケットボールをイメージするまでもなく、ボールの位置によってディフェンスを変えます。ウイルスは目に見えないので検査を行います。よく間違えられるのですが、検査をするのは治療の一環ではなくウィルスの広がりを知るのが目的です。

ウイルスが広がるまでは、感染国からの入国者や検査で陽性の人を第片っ端から隔離することで広がりを抑えます。ヒトは様々なウイルスと戦う力を持っているので入院しても重症化しない限り特別な治療はしません。

ところが、感染経路不明の陽性者(市中感染)が増えだしたらもう隔離には意味がないので、隔離入院していた人たちには一旦退院してもらい、人混みに集まることを自粛してもらうことで感染の拡大を防ぎ、病院は重症者の救命に集中します。広がりを調べる検査ももはや不要です。

更に、国境を越えて感染が広がり全地球に蔓延したら、国境封鎖も、入出国制限も意味がなくなるので、すべて解除されます。軽症者は自己免疫、重症者は救命治療を受けながら持ち堪え免疫を獲得します。人類の大多数が免疫を獲得すると新型ウイルスの大流行は収まります。

人類の大多数が免疫を獲得する前に、人混みで多量の感染者が発生すると、病院の収容能力をこえた重症者は高い確率で死亡し、医療関係者に感染が及ぶと、救命可能な重傷者数が激減します。生死をさまよう重症者の命は、軽症者の振る舞いにかかっているのです。