科学と宗教 2

科学と宗教は成り立ちも目的も異なり、そもそも比較も対立もし得ないものです。

ただ、インチキ宗教が科学のフレーバーを漂わせたり、創作物でこれらの比較や対立を扱うものがあります。これらは以前に指摘した、科学と宗教の比較や対立が意図をもって行われていることのわかりやすい例です。

異次元にあるといって差し支えない科学と宗教の間に位置するものは無知です。無知を解決せんと試みることと、無知にそっと寄り添うことは全く異なるものであるにもかかわらず、無知に働きかけかけたという点で、無知と関わったという共通点を宗教と共にするのみならず、無知からの評価を甘んじるという2重苦を背負うことになります。