新型コロナウイルス感染症について: 風邪とコロナウイルス
症状からかぜと呼ばれているものがあり、古くから知られているコロナウィルスに感染すると上気道感染症になります。赤字の部分が新型と異なる
通常「かぜ」と呼んでいる病気の正式な病名は「かぜ症候群」と言われる病気です。
「普通感冒」「インフルエンザ(流行性)感冒」「咽頭炎」「気管支炎」など主に上気道(空気の通り道)の急性の炎症を指します。
かぜ症候群の原因の80~90%はウイルスの感染で、他には寒さ・アレルギー・細菌感染などが挙げられます。
嘔吐や下痢が伴う「お腹のかぜ」と言われるのは「感染性胃腸炎」で、かぜ症候群とは違うウイルスが原因の場合が多いと言われています。
感冒とは,鼻漏,咳嗽,咽頭痛などの上気道症状を引き起こし,通常は発熱を伴わずに自然治癒する急性ウイルス感染症である。診断は臨床的に行う。手洗いは感染拡大の防止に役立つ。治療は支持療法による
症状と徴候
24~72時間の潜伏期の後,喉のヒリヒリ感や疼痛を伴って発症し,続いてくしゃみ,鼻漏,鼻閉,および倦怠感が生じる。体温は通常平熱である(特に病原体がライノウイルスまたはコロナウイルスの場合)。鼻からの分泌物は最初の数日間は水様性で量も多いが,後に粘液様で化膿性になる。粘液膿性の分泌物は細菌の重複感染を意味しない。咳嗽は通常軽度であるが,2週目に入っても続くことが多い。合併症のない感冒による症状のほとんどは10日以内に消失する。
治療
対症療法
特異的な治療法はない。解熱薬および鎮痛薬は,発熱および咽頭痛を軽減しうる。鼻閉改善薬は鼻閉を軽減しうる。
予防
ワクチンは存在しない。多価細菌ワクチン,柑橘類,ビタミン,紫外線,グリコールのエアロゾル,その他の民間療法などは,いずれも感冒の予防にはならない。汚染された環境では,手洗いおよび表面消毒薬の使用により感染の拡大が軽減しうる。
いまさら人に聞けない「かぜ」の○○
https://brand.taisho.co.jp/pabron/mechanism/
2014MSDマニュアル プロフェッショナル版
感染性疾患 -